カロムとは・・・?
カロムはインドが発祥の地という説が有力で、世界各国に類似した形状・名称のゲーム盤があり、広く親しまれているボードゲームです。
日本には明治末期にカナダに移民した日本人やアメリカの宣教師が持ち込んだのではないか言われており、一時的には日本各地に広まりましたが、滋賀県彦根市だけは殆どの家庭がカロム盤を保有し、カロムを知らない人はいないくらいに普及しています。
おはじきとビリヤードを併せ持ったような遊びで、ルールはとてもシンプル。
通常は、2人(シングルス)または 4人(ダブルス)でプレイします。
赤と緑の2色の玉(パック)があり、手玉(ストライカー)を弾いて自分の色のパック(12個)を全てコーナーポケットに入れてから、最後に大玉(ジャック)を入れた方が勝ちとなります。
ストライカーがコーナーポケットに入ったり盤外に飛び出すとペナルティが発生し、既に入っているパックを盤のセンターに戻すスリルがあるので、ドキドキ感にあふれ、とても盛り上がります。
カロムは子どもから高齢者まで対等に楽しむことができますので、世代を超えた絆作りをはじめ、多くの魅力と効用を持つ貴重なゲームといえます。
日本の代表的なカロム盤は右記写真のような形状をしていて、指のマークの彦根カロム、鳥のデザインのみんなともだちカロム、及び CFCロゴのカロムファンクラブの盤があります。
いずれも木製で、サイズは盤面内寸60cm角のものが一般的です。